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そして、自作の帽子の事などを綴っています。



2012/02/08

❀Wood Carver


先月、バークレーから1時間くらい北へ行ったところにある街、セバストポ-ル (Sebastopol) にある木彫家、造士貴之さんのアトリエへ訪問させて頂きました。
          
夢のある木彫り作品が並ぶゾウシさんの
アトリエ/ギャラリー

ゾウシさんは30才の時に単身アメリカに渡り、核実験反対の運動に参加しながらロサンジェルスからニューヨークまで歩いて6000マイル旅をしたそうです。
その旅はおよそ8ヶ月にも渡ったそうで、アメリカはここまで大きいと思わなかった...(笑)っとおっしゃっていました。その旅をきっかけにアメリカに在住するにまで至ったそうです。

その8ヶ月にもわたる旅中、日本から持参していた一本の彫刻刀を手に、一つの木を彫り続けたそうです。その作品が、上の写真の中央にある仏像です。 この作品はゾウシさんにとって初めての木彫り作品だったそうですが、私にはまるで熟練の職人さんがお彫りになったようにしか見えませんでした。仏像の顔や頭の細かい(お団子のような?)ブツブツなどや、体の丸みなども立体的にどこを見ても美しく、初めてお作りになったモノとはとても信じられないくらいの完成度の高いものでした。

その道中お作りになった仏像をきっかけに、今では沢山の作品を作られているそうで、日本の美術館などからも特注のオーダーが入る事もあるそうです。

仏教的な作品や、エキゾチックでもありメルヘンチックな世界が広がる作品などがギャラリー空間を埋め尽くしています。

私のお気に入りは、三日月の髪飾りをハラブレッドのような帽子にまとい、雲の上に舞う女神のようなこの作品です。フラッシュなしで撮ったので写真では分かりにくいのですが、色合いもとてもメルヘンチックで可愛いらしいのです。

オチャメな子。


たった一本の彫刻刀から初まったゾウシさんの木彫家としてのジャーニーですが、今ではこんなに沢山の刀が並んでいます。(これはほんの一部です)

木にも彫りやすいもの、そうではないものがあるそうです。他のご家庭では暖炉用に使われる木もゾウシさんにとっては大切な材料です。

色は日本の岩絵具を使われているそうです。岩絵具とは鉱石などを砕いて作った顔料でニワカなどを混ぜて色を定着させるのだそうです。

ご自分のアトリエで彫刻のクラスも指導されているそうで、木彫りの過程サンプルがテーブルの中央に置いてあります。

この記事に載るすべてのものがゾウシさんの手作りです。木彫り作品はもちろんですが、テーブル、木を並べている棚、そして、このアトリエとギャラーリーの建物もすべてゾウシさんが建てられたものなのだそうです。
ゾウシさんの作品のスケールの大きさにただただ驚くばかりで、本物のアーティストに会えた、そんな心に響く出会いでした。ゾウシさんありがとうございました。


ゾウシさんのとっても素敵な動画です。